もうそろそろ彼とも将来のことを考えていきたい。
彼との付き合いも長くなり再婚を意識するようになると、お子さんが受け入れてくれるか不安になりますよね。
あなたが愛したからといって、お子さんも同じように彼と仲が良くなるとは限らない。
恋愛ならいいけど、再婚して一緒に暮らすとなるとお子さんとの関係性も無視できません。
そこで今回は『シングルマザーの再婚と子供の年齢との関係』をお話しします。
何も考えずにあなたと彼の都合だけで決めると、お子さんとの間に亀裂が走るかも。
そういったモヤモヤは何年後かに大爆発しかねないので、今から伝えるタイミングや言い方を考えてみませんか?
シングルマザーの再婚と子供の年齢には関係がある
できれば100%歓迎ムードでお子さんには2人の結婚を受け入れてほしいもの。
お子さんが彼と仲良くなって『あの人にパパになってほしい』と言ってくれたら何の問題もありませんよね。
ただ現実は少しずつ会ったりして、お互いに壁を無くしていくようなイメージでしょうか。
優しくしてくれるオジサンと思ってもらうことでスタートラインに立てる感じ。
再婚を考えたときに、どのようにお子さんに伝えれば良いのか。
それはお子さんの年齢によって全然変わってきます。
そこで今から①3歳未満・②思春期・③高校卒業以降の3つに分けて再婚や彼の存在の伝え方をお話しします。
あなたのお子さんに近い年齢を選んで参考にしてみてください。
① シングルマザーの子供が3歳未満のとき!再婚を伝えるタイミングより大事なこと
一般的にはお子さんが小さいほど再婚を受け入れてくれると言われています。
物心ついて間もないので、新しい変化にも柔軟に対応できるんですね。
特に3歳未満となると、正直に言うと離婚や再婚と言った意味も理解しづらい年齢。
お子さんが小さいなら説明する必要もありません。
それより大事なことは彼がお父さんとして自覚を持てるかです。
お子さんが小さければ小さいほど再婚もしやすいのは確か。
でもその分だけ手がかかるのも事実です。
おむつや食事・公園で遊んだりといった親としての役割を彼がやる覚悟があるかがポイント。
このようにお子さんが小さいなら再婚自体はスムーズに進めることができます。
お子さんが一緒に楽しめるような遊びを彼と3人で楽しめば、自然と受け入れてくれるようにもなります。
説明のタイミングや伝え方よりも、再婚相手に子育てをどれだけするか・優しくしてあげられるかですね。
ニュースとかで虐待の話題とか増えてるのも、自覚がない彼と住むことから始まるので。
あんな怖いニュースみたいなことは、あなたには無縁だとは思いますが、彼に子育てをする意識を聞くのは大事です。
② シングルマザーの再婚は、子供が中学生・高校生だと難しい
お子さんが小さいと受け入れてもらいやすいという話をしました。
ただ少しずつ年齢が上がり小学校へ行き思春期に突入すると、一転して再婚に進むのが難しい年代になります。
そもそもこの年代って、親子関係自体がギクシャクしますよね。
自分の意見を持ち始めたお子さんが親の言いなりになるのに抵抗する時期。
このタイミングは慎重に話を勧めていく必要があります。
理由は次の3つ。
(ⅰ)学校で苗字が変わることへの抵抗
まず学校の友達に何て思われるかという不安があります。
再婚するとなると苗字が途中で変わることになりますよね。
- 友達に何か言われるんじゃないか
- 何も言われなくても、どう思われてるか気になる
- そもそも何で親の都合で名前が変わるの?
こんな疑問を感じるのも繊細な年代なら当然。
中学から高校にあがる時期や、私立の学校へ行って一から友達を作るタイミングならまだ大丈夫かもしれません。
(ⅱ) 思春期の女の子は特にデリケートで荒れる危険性も
思春期の女の子がいきなり大人の男性と一緒に暮らすというのも難しい。
生理とかお風呂とか洗濯物とか、そういったデリケートな問題も出てきますよね。
無理に話を勧めた結果、家に帰ってこなくなりグレる。
…なんて可能性も0じゃない。
思春期の女の子の場合は『待つ』という選択肢も検討しましょう。
事実婚だったり娘が自立したら結婚という道もあります。
お子さんが帰りづらくなる家にするのは辞めてあげたいですよね。
(ⅲ) 成人になるまで時間をかけるとうい選択肢もある
先ほども言いましたが思春期の子供がいて再婚を考える場合は、待つという時間も必要です。
『もう決まったことだから』と形だけ押し通しても、お子さんは納得しないでしょう。
その気持ちがあなたへの接し方や家・学校での態度に出てきます。
だから遠回りかもしれませんが待つというのが大事。
- 再婚したいと思える人がいるという話だけしてみる
- 1度、3人でお茶をする
- 少しずつ会う回数を増やしたり、遊んだりしてみる
このように知らないオジサンから知ってる人。
そして仲良く遊ぶ人となり、新しいお父さんとしての距離へ近づいていくのが理想かなと。
時間をかけるというのはお子さんの心の準備の時間を作るという意味です。
急にすべてを話したり決定事項を伝えるだけだと、将来的に親子の関係性が変わるかもしれません。
③ 子供が成人で自立してるなら再婚の伝えるタイミングは簡単?
思春期は難しいという話をしました。
でも思春期を乗り越えて大人の階段を登るにつれると、今度は『お母さんの幸せ』を考えられる年齢になってきます。
お子さん自身にやりたいことや進路が決まったり、一人立ちするタイミングでもありますよね。
このように年齢を積み重ねて大人になると、母親の再婚も受け入れやすくなります。
もちろん彼をお父さんのように接するのは難しいかもしれません。
いきなり連れてきた人を『家族』として急に受け入れるのは厳しいかも。
でもそれでも『お母さんがそうしたいなら』と了解してくれる年代でもあります。
- 高校を卒業して大学へ上京する
- 就職して一人暮らしをする
このように生活自体が別々になるタイミングだと、なおさらOKをもらいやすいですよ。
注意したいのはお子さんが女の子で、再婚後も実家にすむ場合ですね。
彼と一緒に住むのは抵抗を感じるでしょう。
(洗濯物とか夜の生活とかも受け入れられない年代です)
3人で一緒に住むというときは、先ほどと同じく少しずつ会う回数や時間を増やすことから始めること。
知らない人から優しいオジサンを経て、お母さんの再婚相手として受け入れてもらえるように話し合うのが良いです。
ちなみに私の友人は娘さんが高校を卒業するタイミングで『将来的に再婚を考えてる人がいる』と紹介したそうです。
その後に子供が専門学校を出て一人暮らしをするときに再婚をしました。
このように話をするのは良いですが、一緒に住む場合は時間をかけた方がお子さんへの負担が軽くなりますね。
シングルマザーの再婚は子供の年齢によって伝える難易度が変わる
今回は再婚を視野にいれたときに、そのことをお子さんにどうやって伝えるかをお話ししました。
お子さんへの伝え方は年齢によって全然変わってくるので1パターンではありません。
お子さんが3歳未満なら再婚や再婚自体は受け入れやすいです。
3人で一緒に遊ぶ回数を増やしていけば、受け入れてもらいやすいでしょう。
ただこのときは彼が父親としてお子さんの育児を手伝えるかが大切。
お子さんが小学校高学年~中学・高校にかけての思春期はすごくナイーブな問題になります。
いきなり一緒にすむことは、お子さんの負担になるでしょう。
無理に再婚の話を勧めたり、強引にOKをもらおうとしてはダメ。
口では『いいよ』というかもしれませんが、反抗的になったりグレてお母さんの気を引こうというケースもあります。
お子さんが自立するまで(高校の卒業まで)事実婚というスタイルをとる。
または再婚はするし休日は一緒にいるけど、普段の住む場所は少し離れて様子を見る。
このようにステップを踏んで、少しずつ『知らないオジサン』から『新しいお父さん』へ認識が変わるのを待つという選択もあります。
逆にお子さんが大人に近づく年齢になると、自分の進路やお母さんの幸せを考える時期に。
こうなると再婚の話も『お母さんがそれを望むならいいよ』と歓迎してくれやすいです。
ただ再婚後もお子さんと彼と一緒に住むなら、先ほどのようにステップを分けるのがオススメ。
特にお子さんが女の子ならお風呂や洗濯など普段の生活で抵抗を感じるシーンもあります。
このように再婚を伝えるタイミングや進め方はお子さんの年齢によって全然違います。
お子さん自身が普段から寂しい思いをしてお父さんにいてほしいと思ってるかでも変わりますしね。
“再婚したいから”と何度も話し合いをしてYESを引き出しても意味はないです。
一緒に暮らすのだから言葉だけの『いいよ』をもらっても、その後の生活で問題が生じるのは目に見えてますよね。